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ビューテック株式会社

安衛法改正の波に、26拠点が一斉対応。ケミカンSDS管理で実現した製造業のリスクアセスメント標準化

自動車用ガラスや樹脂内装部品の製造・供給を手がけるビューテック株式会社。2023年の安衛法改正を機に、現場担当者の自発的な活用からスタートした「ケミカンSDS管理」の導入は、グループ会社を含む全社導入へと発展しました。今回は、製造部門の化学物質管理を主導する技術センター樹脂部品室の安川様と、グループ全体の労働安全衛生を統括する本社安全保安室副室長の長田様に、導入の経緯と効果をお伺いしました。

チェック
導入のポイント
  • 現場担当者の自発的な活用から、グループ会社含む26拠点への全社展開を実現
  • 属人化・バラバラだったリスクアセスメント手法を全社統一し、法令遵守体制の基盤を構築
  • CREATE-SIMPLEとの連携で、リスクアセスメントの入力工数を1製品あたり約15分短縮
  • SDSの最新版管理体制を確立し、現場の化学物質管理を見える化
チェック
課題
チェック
効果

古いシステムと属人化した管理では、法改正の波に対応できない

お二人の役割と、導入前の課題についてお聞かせください。

安川様:私の所属する樹脂部品室は、樹脂成形や樹脂部品の塗装を行っている部署です。品質管理のポジションを軸に、化学物質の管理とリスクアセスメントのマネジメントを兼務しています。それとは別に、自社の製造部門全体の『化学物質分科会』の取りまとめ役も担っており、製造部門全体の化学物質管理体制を束ねる役割も狙っております。

長田様:私は本社安全保安室の副室長として、自社グループ全体の労働安全衛生を統括しています。安全パトロールやコンプライアンス対応、労働災害対策の指導などを担う中で、2023年の安衛法改正を見据え、グループ全体でどう対応するかの取りまとめを進めてきました。

部会・拠点・担当者まで。三層にわたるリスクアセスメントの不統一が、最大の課題だった

導入前はどのような課題を抱えていらっしゃいましたか。

安川様:課題は大きく2つありました。1つはSDSの最新版管理です。どれが新しくてどれが古いのか、法改正で対象物質がどんどん増えていく中で、抜け漏れがないかのチェックにどうしても工数と手間がかかっていました。ただ、それ以上に深刻だったのがリスクアセスメント手法のバラつきです。自社の製造現場は製造部会を含む3部会で構成されているのですが、各部会でリスクアセスメント手法(コントロールバンディングなど)がバラバラでした。

さらに拠点によってもどの部会に所属しているかでリスクアセスメント手法が異なり、全く同じ物質を同じ量使っていても、どの部会の、どの拠点の、誰がリスクアセスメントを担当するかによって評価結果が変わってしまう状況でした。これでは評価の信頼性を担保できませんし、法令遵守の観点からも非常に問題があると感じていました。また、CREATE-SIMPLEによる手法統一は以前から検討していましたが、当時のバージョンでは物質単位でしかリスクアセスメントができませんでした。1製品に10物質あれば10枚、それが100製品なら1,000枚のリスクアセスメントが必要になる計算で、現実的ではないと判断し、やむを得ず従来の方法を続けていました。

長田様:本社として現場を回っていても、生産や品質への対応を優先せざるを得ず、化学物質管理まで手が回らない実態は把握していました。有機則・特化則・濃度基準値物質の管理もExcelマクロで属人的に対応している状況で、全拠点への均一な展開は難しい状態でした。2023年の安衛法改正を前に、もうこのままではいけないという危機感が強くありましたね。

現場からの自発的な活用が、全社導入の扉を開いた

ケミカンSDS管理を知ったきっかけと、全社導入の決め手を教えてください。

長田様:年に一回実施している各部署の安全担当者との面談の中で、1つの工場がケミカンSDS管理を活用しているという話を初めて聞きました。その工場では、CREATE-SIMPLE連携を活用することで、リスクアセスメントの入力工数を大幅に削減できると感じて、自発的に使い始めていたということでした。また他にもSDSを登録するだけで法令チェックが自動化され、リスクアセスメントへの連携もスムーズにできるという内容を聞いて、これは自社全体で使わないともったいないと感じました。各拠点でバラバラに管理しているSDSを一元化し、法令遵守の基盤をしっかり整えるためにも、全社導入を進めようと安川さんを巻き込んで動き出しました。

安川様:私の方ではいくつかの化学物質管理に関連するサービスを比較検討しました。その中でケミカンSDS管理は、自社での全社運用において機能面・コスト面で最も適していると判断しました。一番大きいと感じたのは「データ化の精度」で、SDSをアップロードするだけで正しくデータ化が行われることで、法令チェックなどに信頼を持てる点は自社でシステムを構築するよりもはるかに効果があると感じましたね。

さらに、業界内で今後の法規制の動向として、濃度基準値設定物質のばく露の程度の数値的な評価が必要になるという情報をキャッチしており、CREATE-SIMPLEへのシフトが急務と感じていたことも、導入を後押ししました。ちょうどCREATE-SIMPLEもバージョンアップし、複数物質を含む混合物のリスクアセスメントも容易に行えるようになったタイミングだったことから検討は一気に進みました。

最終的にはCREATE-SIMPLEの連携機能は自社にとって決定的な決め手でした。それに加えて、濃度基準値設定物質が法令チェックリスト機能により一発で確認できる点も非常に魅力的でした。

合意形成は、現場の工数削減という実感がすべてを動かした

全社展開にあたって、社内の合意形成はどのように進めましたか。

安川様:まずは自社内で化学物質管理にかかる工数がどれだけ削減できるかという観点でメールにて各担当者に周知しました。特にCREATE-SIMPLEとのデータ連携で入力の手間が大幅に減るという点が、各拠点に非常によく刺さりましたね。合意形成自体はスムーズに進みました。

長田様:管理する側からすると、法令改正に対応するために現場に押し付けるだけでは限界があります。ケミカンのようなシステムで効率的にサポートしてあげることで、現場の負担を下げながら法令遵守を実現できる、というメッセージが伝わったと思います。

1製品あたり15分の削減。そして、全社でリスクアセスメント手法が統一された

導入後に実感されている効果を教えてください。

安川様:一番効果を感じているのはCREATE-SIMPLEへの出力機能です。以前は、SDSを見ながらCAS番号と含有率を1物質ずつ手入力していて、1製品あたり10〜15分かかっていました。ケミカンSDS管理からそのままデータを出力できるようになったことで、その手間がまるごとなくなりました。単純に1製品あたり約15分の短縮です。

また、CREATE-SIMPLEへのシフトによって濃度基準値が可視化されるようになったことで、個人ばく露量の測定を全物質に対して実施しなければならないという状況を回避できる可能性が出てきました。そのコスト面での削減効果も、導入の大きなメリットだと感じています。

長田様:製造部会を中心に、現場の担当者がケミカンSDS管理を通じてリスクアセスメントを実施できるようになりました。これまで属人化していた部分がシステムで支えられるようになったことで、拠点を超えた管理体制の均一化が進んでいます。グループ会社も含めて現在26拠点に広がっており、自社の化学物質管理の基盤がようやく整ってきたと感じています。

安川様:法令チェック機能についても、今後さらに活用を進めていきたいと思っています。有機則・特化則の対象物質の洗い出し(有機則は含有率5%以上、特化則は1%以上に該当する物質の抽出)は、これまでExcelマクロで属人的に対応しており、全拠点へ展開しづらい状況でした。チェックリスト機能を使えば、環境測定や健康診断の対象物質を自動で絞り込めるようになるので、まずはそこから全拠点で統一した運用ができるようにしていきたいと考えています。

今後も続く法改正に備え、現場の負担を減らしながら“抜け漏れゼロ”の態勢へ

同じ課題を抱える企業のご担当者様へ、一言お願いします。

安川様:今後、法改正はさらに重なり、法律は確実に厳しくなっていきます。人の手だけで管理しようとすると、どこかで必ず限界が来る。手抜きや抜け漏れが法令不遵守につながるリスクも大きくあります。コンプライアンスをしっかり守りながら現場の工数も削減するには、ケミカンSDS管理のような外部ツールを活用することが、一番手っ取り早い解決策だと実感しています。

長田様:管理部門が法令対応を現場に押し付けるだけでなく、こういうシステムで効率的にサポートしてあげることが大切です。自社のように現場の一担当者の活用が全社展開の起点になったように、まず一つの拠点から始めてみることで、自然と組織全体に広がっていくと思います。現場の担当者が迷わず動ける環境を整えるためにも、ぜひ活用をお勧めしたいですね。

ビューテック株式会社
業種
自動車部品製造
導入製品
ケミカンSDS管理
キーワード
SDSデータ化
リスクアセスメント効率化
法令対応
利用範囲
全社
取材日
2026年2月
人
お話を伺った方
  • 安川 様(自動車樹脂部品事業部樹脂部品室)
  • 長田 様(本社 安全保安室 副室長)
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