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トヨタモビリティ富山株式会社

法改正対応の重い負荷を解消!トヨタモビリティ富山が実現した「安全第一」のSDS管理とリスクアセスメント効率化

トヨタモビリティ富山株式会社様は、「健康優良企業」という経営方針のもと、従業員の健康と安全、コンプライアンスを最優先事項として掲げています。自動車の販売・整備事業という業態において避けて通れない化学物質管理。特に2023年以降の法改正による規制対象物質の急激な増加や、現場でのリスクアセスメント実施という課題に対し、「ケミカンSDS管理」を導入くださいました。今回は、全社的な化学物質管理を推進する御三方にお話を伺いました。

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導入のポイント
  • リスクアセスメント対象物質を含むSDSの特定作業を自動化し、工数を大幅に削減
  • タグ機能で危険性を「見える化」し、現場の安全意識を向上
  • 「ケミカンSDS管理」を軸とした安全管理の仕組み化により、属人化を回避
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課題
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効果

手作業による限界と、全社的な法改正への対応負担

部署での役割と、担当されているSDS関連業務について教えてください。

上波様: わたしは本部サービス部に所属しており、全社で取り扱う化学物質の全体管理の役割を担っています。弊社は車両販売と自動車整備事業があり、整備では板金塗装作業があります。板金塗装では有機溶剤を扱うため、化学物質管理をしっかりと行う必要があり、サービス部が全体を統括し、各事業所と連携しながら事業所ごとにリスクアセスメントを実施しています。

高嶋様: 私は自動車関連の法令を担当する部署に所属していました。そういったことから、労働安全衛生法の改正タイミングで、社内から声がかかりまして、化学物質の管理体制構築やリスクアセスメントに携わるようになりました。その後、今年から上波がチームに加わり、上波がメインで担当しています。

「ケミカンSDS管理」を導入する前は、どのような課題がありましたか?

上波様:2023年の安衛法改正による表示通知対象物質の増加に伴い「全社で扱っている化学品」と「それらのうち各規制対象物質を含む化学品」に把握に、途方もない時間と人手が必要だということに直面しました。

当時は紙でのSDS運用から始まり、その後はパソコンのフォルダにSDSのPDFデータを格納して管理していました。ただ、それらの化学品が、取り扱う社員の健康にどのような影響があり、どのような対策・対応をすべきなのか、といったところまで現場に落とし込めていませんでした。

企業理念に沿った「健康と安全、法令遵守」の追求

長谷川様: 全社的な視点で申し上げますと、弊社は「健康経営」を掲げていて、従業員が健康への意識を高め、企業が従業員の健康に配慮することを重視しています。今年度のグループ経営方針も「シン健康優良企業」で、従業員の健康と安全、そして法令遵守を最優先事項としています。

そういった観点からも、しっかりとした化学物質管理体制の構築を早急に進めて、従業員のみなさんが安心して業務に取り組める環境を整えることが重要でした。

とはいっても、現場からは、これから毎年のように増える規制対象物質の把握、その物質が含まれるSDSの特定などをすべて手作業で実施していくのは無理がある、という話が挙がっていました。

トヨタモビリティ富山 オリジナルキャラクター TIMOTI

化学物質管理の強化は、会社の理念に合致した動きだったのですね。そのなかで、どのようにケミカンをお知りになりましたか?

高嶋様 リスクアセスメントの対応について協議するミーティング中に、「世の中にはこれらの作業を効率化できるツールが絶対にあるはずだ」ということで、インターネットで検索したところ、最初にヒットしたのがケミカンでした。

すぐに問い合わせさせていただいて、お試しで無料トライアルをやらせていただいたんですが、10件のSDSのデータ化が翌日には完了していて、そのスピードに驚いたとともに、規制対象物質を含むSDSが多かったことに驚いたことを覚えています。

最終的に導入を決断された決め手を教えてください。

長谷川様: 現場の課題が解決できるサービスであったことに加えて、私どもが感じたサービス価値に比べるとリーズナブルな料金だったことです。また社内稟議にあたっても、決裁者に「シン健康優良企業」を実現していくうえで不可欠なサービスであると認識してもらえたことも大きいですね。

高嶋様:当時、600件ほどのSDSがあり、これらを1つずつ確認して、どの化学品のどの物質が、何の規制対象物質なのかを手作業でやるのは、とても無理だと感じていましたので、それを半自動で対応できるという時点で、「これだ!」と感じました。

現場訪問で安全への意識を徹底。タグ機能で「危険性」を見える化

「ケミカンSDS管理」の導入後は、どのように活用されていかれたのでしょうか。

上波様:各事業所に 化学物質管理者と保護具着用責任者を在籍させていますが、通常業務との兼務でリスクアセスメントを行っていくのはなかなか難しいのが現実です。

そこで、リスクアセスメントの推進にあたり、まず本部が主導してモデルケース(具体例)を作成し、これを全事業所に展開しました。このモデルケースでは、「この種の製品を、この作業環境で利用する場合、リスクアセスメントはここまで行う必要がある」という具体的な基準と方法を示しています。各事業所は、この基準を参照し、「ケミカンSDS管理」のCREATE-SIMPLE連携機能を活用することで、各々の作業環境や設備に即した実効性の高いリスクアセスメントを効率的に実施しています。

また、このような取り組みと並行して、危険性の高い物質を含む化学品を現場から削減することにも積極的に取り組んでいます。

危険性の高い化学品を現場から減らす動きは、どのように実行されたのですか?

高嶋様:危険性の高い化学品は便利ではあるのですが、取り扱いを間違えると健康に良くない。逆に、安全・安心なものは、作業性が悪くなる。そういったトレードオフがありますが、危ないものは取り扱わないという方針を決めて、上波が各事業所に出向いて対応して回りました。

上波様: 各事業所では、「この取り組みは何のために実施しているのか?」という本質的なことから伝えていきました。安全・安心という点では、現場の従業員の皆さんが中心になって行わないと意味がありませんので、各事業所の皆さんと私で一緒に現場確認を行って対応していきました。

素晴らしい取り組みですね。「ケミカンSDS管理」の活用で、工夫されている点を教えてください。

上波様: タグ機能を使って、有機則と特化則の規制物質とがん原性物質を含む化学品をフラグ立てしています。これらのタグが付いているものは、危険性が高いものだと現場がすぐに判断できるようにしました。弊社が扱っている化学品の中にはリスクアセスメント対象物質を含んでいない製品が多数ありますので、危険性の高い製品も扱っていることを意識してもらうためにタグ機能を活用しています。

また今後は、社内研修や説明会を複数回実施し、本部だけでなく各事業所で「ケミカンSDS管理」を活用してもらえる状況に持っていきたいと考えています。「ケミカンSDS管理」を軸にしたリスクアセスメントの仕組みを作り上げることができれば、法令を遵守した取り組みができますし、業務の属人化はかなり防げると思っています。

安全・コンプライアンス体制を築くための最適なツール

最後に、「ケミカンSDS管理」の導入を検討されている企業様へメッセージをお願いいたします。

上波様: 今後も法改正により規制対象物質が増えていくことは想像に難くありません。その法改正のモニタリングをして、規制対象物質が増えるごとに全製品をチェックしていくのはかなりしんどく、見落としなど人的ミスも起こり得ると考えています。それらが半自動化できる上に、人的エラーを防げるという点が「ケミカンSDS管理」の強みだと思っています。

特に化学物質管理や規制対応をゼロベースからやるのは相当大変です。担当者が変わることも想定されますし、日々の業務に追われる中で抜け漏れが発生する可能性もあります。

そのような企業にとって、「ケミカンSDS管理」は基本的な管理業務の柱となり、現場の安全とコンプライアンス体制を築くための最適なツールだと思います。

トヨタモビリティ富山株式会社
業種
自動車整備業
導入製品
ケミカンSDS管理
キーワード
SDS一元管理
法令対応
リスクアセスメント効率化
利用範囲
全社
取材日
2025年10月
人
お話を伺った方
  • 長谷川様(営業本部)
  • 上波様(営業本部)
  • 高嶋様(営業本部)
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