SDS関連業務の効率化ならケミカン
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導入事例
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ENEOSマテリアルトレーディング株式会社

体感として化学物質管理に係る業務量が1/3~1/4に

商社として化学製品を取り扱う中で、輸入した化学製品の管理を日本法に基づいて行う必要がありました。

商社として化学製品を取り扱う中で、輸入した化学製品の管理を日本法に基づいて行う必要がありました。本業務のデジタル化を進めるにあたり、SDSのデータ化・及び化学製品の組成情報を日本法に基づいてチェック可能なケミカンの導入を決めました。輸入者義務対象のSDSをピックアップする業務など、ケミカンを導入することで様々な業務が効率化され、例えば化審法に基づく化学物質年間輸入量の報告が、延べ人数で7-8人分/3か月かかっていた作業が延べ人数で2人/3か月程度で済むようになりました。

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導入のポイント
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課題
  • 輸入者義務対象のSDSを特定するために工数がかかっていた
  • 日本語SDS作成時の情報参照がスムーズではなかった
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効果
  • 輸入者義務の関連業務が大幅に効率化され、体感として化学物質管理に係る業務量が1/3~1/4に

導入のきっかけはどのようなものでしたか

ENEOSマテリアルトレーディングでは、従来は各営業部門において輸入化学製品の化学物質管理業務を実施していました。化学物質管理に係る法規制の大型改正が予定された事から、独立した管理部門で一括管理する部署が設置され、私が担当することになりました。まず始めに取り組んだのは、輸入化学製品の組成成分毎に、化審法に基づいて輸入量を算出すること、並びに安衛法、化管法、毒劇法で指定された化学物質を含有する輸入製品の遵法チェックを行う事にしました。本業務のデジタル化を進めることで円滑化を図りたいと考えていました。

その一環としてケミカンというサービスと出会い、導入検討に至りました。

元々はAIを使って化学製品の組成情報を日本法に基づいてチェックすることが目的でしたが、その流れでSDS管理の機能も利用検討する流れとなりました。

実際に導入してみていかがでしたか

実際に導入して利用する中で手応えは感じています。

化審法の年次報告では、各営業部門の業務負担が大幅に減っただけでなく、集計作業も大幅な効率化が達成できました。

更新から5年経過したSDSはケミカンによって即座にリスト化されるため、営業部門を通じて仕入先へ更新の有無等の問い合わせにそのまま利用しています。

化管法の対象物質が見直され、令和5年4月1日施行以降、対象化学物質の含有有無についてケミカンでチェックし、「更新が必要なSDS」が容易に判別できました。

そして何よりも、来年度から安衛法の対象物質が大幅に増え保有SDSのチェック等の対応が必要なわけですが、こちらの準備がすでにケミカンによって完了しているに等しいため、非常に安心感を持っております。

思い描いていた業務の円滑化が少しずつ実現している手応えがあります。

具体的にどのような成果が出ましたか

具体的な業務量としては、化審法の輸入報告だけでも延べ人数で7-8人分/3か月かかっていた作業が延べ人数で2人/3か月程度に削減されています。日本語SDS作成コストもその準備段階の業務が1/4-1/5になっている体感があり、デジタル化の効果を強く感じています。

輸入化学製品が安衛法・化管法・毒劇法の対象物質を閾値以上含んでいる場合、輸入者義務として日本語のSDSの発行、日本語GHSラベルを添付する必要があります。この対応業務だけでも相当な労力が必要になります。

この輸入者義務対象のSDSは、ケミカンで自動的にピックアップすることが可能なため、かなりの業務効率化となります。もちろん日本語SDS・GHSラベルを作成する際の情報参照にもケミカンが活躍します。

輸入製品の英文SDSには日本法規に対する規制情報は記載されていません。特に、消防法危険物は化学物質単独だけでなく、混合物はその物理化学的性情に基づき日本独自の基準で分類され、日本国内流通上の厳しい規制が課されます。ケミカンではSDSの第9項を分析できることから、消防危険物に該当する可能性のある輸入化学製品をピックアップできます。

今後のケミカンに期待されることを教えてください

ケミカンが参照できるデータソースの拡充を期待しています。例えばNITE CHRIPだけでなく、他国のNITE CHRIPにあたるような情報ソースまで拡充されると、ケミカンが化学製品の輸出(他国での輸入)に対して、日本だけでなく海外でもケミカンが活躍するのではないかと期待しています。

また、SDSの中国語対応も強く期待しています。

現在ケミカンでは日本語と英語のみの対応となっていますが、我々の業務において中国語のSDSは今後増えていく展望で、その体制を必要としています。中国語のSDSをケミカンにアップロードし、正確にデータ化することができれば、業務体制がさらに効率化されると考えています。

ENEOSマテリアルトレーディング株式会社
業種
商社
導入製品
ケミカンSDS管理
キーワード
輸入関連の法規対応
SDSデータ化
利用範囲
全社
取材日
2023年10月
人
お話を伺った方

前田様(品質・化学物質管理室 室長)

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